沖縄お役立ち情報

一人旅で楽しむ沖縄旅行!おすすめスポット6選

沖縄は一人旅に適したエリアです。遠い場所だというイメージがありますが、実は羽田空港からであれば3時間ほどのフライトで那覇空港に到着できるのです。見ごたえのある観光施設がコンパクトに集まっているので、短時間に多くのスポットを回りやすいのがメリットといえるでしょう。透明度の高いコバルトブルーの海と沖縄ならではの文化や史跡は、日本人はもちろん外国人観光客にも大人気です。ここでは、一人旅で沖縄旅行を楽しみたい人におすすめのスポットを6カ所紹介します。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット1:那覇市内

ひとりで自由に旅を楽しむ一人旅の人気が高まってきています。社会人になるとスケジュールを友人と合わせにくくなるため、休暇がとれるタイミングで自由に旅行に出かけようと考える人が増えているのです。インスタ映えのする写真を撮りに行きたいという人も多いかもしれませんね。沖縄は150以上の島々からなる県で、最も面積の大きい沖縄本島でも東京都ほどの広さしかありません。その狭いエリア内に、ほかの地域では見られないような観光スポットや美しいビーチを多数抱えています。そんな沖縄の県庁所在地であり、政治や生活の中心となっているのが那覇市です。
沖縄には鉄道がないため、スポット巡りをするのにレンタカーを借りる人が少なくありません。しかし、ペーパードライバーや運転免許証を持っていない人の場合、バスやタクシー、レンタサイクルなどを利用することになるでしょう。一方、那覇市には沖縄で唯一の沖縄都市モノレール線が走っています。「ゆいレール」の愛称で親しまれており、バスなどを使わなくても市内を簡単に移動できます。那覇空港駅と首里駅を結ぶ「ゆいレール」を使えば、空港から那覇市内に直接アクセスできるだけでなく、首里城公園を訪れるのにも便利です。
首里城公園とは、那覇市内を見渡す丘の上にある広大な公園です。首里城正殿や守礼門をはじめとした数多くの史跡が点在しており、かつて沖縄を統治していた琉球王国の繁栄を肌で感じられるスポットになっています。なかでも、朱色にぬられた荘厳な首里城正殿はテレビなどでひんぱんに紹介されているため、見たことのある人も多いかもしれませんね。守礼門は二千円札のデザインに使われたことでも有名です。首里城跡は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
那覇市内の観光で一度は訪れたいスポットのひとつに、国際通りがあるでしょう。1.6キロメートルにわたる那覇市のメインストリートで、南国情緒あふれる飲食店や土産物店、雑貨店などがずらりと連なる沖縄随一の繁華街です。活気に満ちた店舗内には数多くの商品が並んでいるため、ひとりでゆっくりと品定めをしながら散策するのにもってこいです。国際通りの目と鼻の先には、「那覇の台所」とも呼ばれる那覇市第一牧志公設市場があります。沖縄近海でとれる魚介類や県内産のトロピカルフルーツなどが並ぶさまは、大変カラフルで壮観です。買い物だけでなく食事も楽しめ、地元の人と交流したい人や現地の生活を直接感じたい人にはぴったりではないでしょうか。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット2:沖縄本島北部

琉球王国として統一される以前の沖縄は、北山と中山および南山という3つの小国に分かれて激しい領土争いをくり返していました。現在の沖縄も、これに由来する北部と中部、南部という3つの地域に区分するのが一般的です。恩納村や金武町を含む北側のエリアが沖縄本島北部にあたります。沖縄本島北部は自然豊かで、「やんばる」と呼ばれる亜熱帯の森や壮大な海岸線が広がります。有名スポットが目白押しのエリアといえるでしょう。
万座毛(まんざもう)は、その代表的な観光地のひとつです。東シナ海を臨む隆起サンゴ礁でできた海岸線の絶壁に、象の鼻に似た形の岩がついていることで有名です。目の前にはコバルトブルーの海が広がり、沖縄有数の景勝地となっています。沖縄本島北部を訪れたなら、今帰仁城(なきじんぐすく)跡も見逃せません。北山の国王である北山王の居城で、標高約100メートルの高台に位置する県内最大級のグスク(城)です。ここも、世界文化遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一角を成す貴重な史跡となっています。沖縄の歴史や文化に興味があるなら琉球村もおすすめです。琉球村は恩納村にあるテーマパークで、昔ながらの赤瓦屋根の古民家や伝統舞踊エイサー、工芸体験などが楽しめます。
一方、海洋博公園内に設置されたマナティ館では、人魚のモデルになったとされるマナティが見られます。マナティは、国際保護動物にも指定されためずらしい生き物で、人なつっこく愛らしいしぐさで人気です。海洋博公園は、昭和50年に開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地につくられた施設です。国営沖縄記念公園の海洋博覧会地区にも含まれ、すぐそばには沖縄美ら海水族館があります。沖縄有数の人気スポットなので、ちょっと足をのばしてみるのもよいでしょう。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット3:沖縄本島南部

一般的に、那覇市の南側を沖縄本島南部と呼びます。沖縄の歴史や文化が凝縮したようなエリアで、海と山の両方が楽しめます。神秘的な場所が多いのも特徴のひとつでしょう。そんな南部エリアを代表する観光地が、南城市にある斎場御嶽(せーふぁうたき)です。沖縄神話の聖地として知られており、神聖で厳粛な雰囲気に満ちています。琉球王国最高の御嶽(うたき:祭祀などを行う施設)とされ、国王でも簡単に入ることができませんでした。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつにあたり、パワースポットとしても人気が高まっています。観光地にはなっているものの、沖縄の人にとっては神聖な場所だということを覚えておきましょう。
沖縄を代表するテーマパークのひとつに、おきなわワールドがあります。広大な敷地内に、全長約5000メートルの鍾乳洞である玉泉洞やハブ博物公園、国指定有形文化財に認定された琉球王国城下町などの多彩な施設が設置されています。沖縄の自然や文化、歴史を1カ所で体験できるのが人気の理由で、短時間ではすべてを回りきれないほどの広さです。迫力のスーパーエイサーも連日開催されており、ガラス細工や染め物を体験できるコーナーもあります。
2008年に公開された新しい観光名所がガンガラーの谷です。50万年前の自然がそのまま残る亜熱帯の森で、鍾乳洞だった場所が崩れてできたスポットです。エリア内には、ガジュマルの大木が生い茂るイキガ洞や港川人(みなとがわじん)の発掘調査が進む武芸洞などが点在しています。ガイドと一緒のツアーに参加しないと内部を見ることができないものの、入り口のケイブカフェには自由に入れます。鍾乳洞の形をそのまま利用したケイブカフェでは、ほかでは味わえない幻想的な時間を楽しめるでしょう。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット4:沖縄本島から近い離島

石垣島や宮古島までは遠くて行けないけれど、沖縄の離島を楽しみたいという人におすすめなのが沖縄本島から近い離島です。沖縄本島の周りには多くの離島があり、本島と橋や道路で連結されているものも少なくありません。レンタサイクルやレンタカーを借りて、気軽にアクセスできるのがメリットです。なかでも、瀬長島は那覇空港から車で約15分の距離に位置する離島で、利便性が抜群です。2015年に巨大商業施設・瀬長島ウミカジテラスがオープンしたことで大きな注目を集めています。傾斜地を利用した敷地に真っ白にぬられた商業施設が建ち並び、エーゲ海やイタリアのリゾート地さながらです。グルメやエステ、ショッピングが楽しめるほか、ウィンドサーフィンができるのもポイントでしょう。空港が近いために、行き交う飛行機が間近に見えることでも知られています。
一方、沖縄本島の北部にあって、名護市に属するのが屋我地島です。沖縄本島と屋我地大橋で結ばれたこぢんまりとした島なので、気ままに一人旅で散策を楽しむのにぴったりです。屋我地島には3種類のマングローブが生い茂り、生き物の宝庫ともなっています。2005年には、古宇利島との間に全長約2キロメートルの美しい古宇利大橋がかけられました。古宇利島は、透明度の高いエメラルドグリーンの海に囲まれた人気のスポットです。屋我地島から古宇利大橋を通って古宇利島に向かうルートは、ドライブを楽しみたい人におすすめです。
写真撮影に最適なフォトジェニックスポットとして人気が高まっているエリアのひとつに、海中道路があります。海中道路といっても海のなかを進む道路ではありません。浅瀬などを利用して海の上につくられた海上道路で、沖縄本島の与勝半島と平安座島を結びます。その全長は約4.7キロメートルにもおよび、澄み切った真っ青な空と海の間を走り抜けるそう快感は格別です。沖縄本島から海中道路を渡った先にあるのが伊計島です。平安座島につながる宮城島をさらに抜けた場所にあり、ドライブがてら訪れるのにうってつけでしょう。島にはサトウキビ畑が広がり、のんびりした時間を過ごしたい人に向いています。伊計島の海は透明度が大変高く、リゾート化されていないビーチを楽しみたい人にもおすすめです。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット5:石垣島

石垣島は那覇市から約410キロメートルの距離にある離島で、日本の最南端・八重山諸島の主島にあたります。八重山諸島を構成する島々とはフェリーで結ばれており、八重山諸島観光の基点ともなっています。アクセス方法としては、羽田空港や関西国際空港などからの直通便か、沖縄本島からのフライトが便利でしょう。那覇空港から石垣空港までの所要時間は約55分です。
石垣島は美しい星空が見られることでも知られており、星空保護区の認定を目指しています。星空を目当てに訪れる観光客も少なくありません。石垣島の人気スポットといえば、川平湾(かびらわん)は外せません。西表石垣国立公園の一部であり、「川平湾及び於茂登岳」として国の名勝に指定されているエリアです。刻々と色を変える透明度の高い海の魅力は圧巻ですが、残念ながら遊泳禁止になっています。川平湾を楽しむには、グラスボードやシーカヤックといったアクティビティがおすすめです。また、御神崎(うがんざき)は夕日を見られる絶景スポットとして有名です。天気がよければ西表島が望めます。夕日に赤く染まった御神崎灯台は息をのむほどの美しさで、絶好のフォトジェニックスポットにもなっています。
石垣島と聞くと、石垣島ユーグレナを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。世界で初めてユーグレナ(ミドリムシ)の培養に成功した場所が石垣島なのです。そんな石垣島には、ユーグレナモールという商店街があります。100以上のショップが並ぶアーケード街で、石垣島ならではのアイテムがそろっています。ショッピングはもちろん、食事やお土産を買うのにも便利です。

image

沖縄旅行のおすすめ一人旅スポット6:波照間島

日本で最も南端に位置する島が、波照間島です。南側の海に面する高那崎に、日本最南端の碑があることで知られています。波照間島にアクセスする方法はひとつだけで、石垣島から高速船を利用することになります。所要時間は約1時間ほどです。波照間島は南国情緒あふれるのどかな島で、リゾート化されていないのが特徴です。人工的な明かりが大変少ないため、星空がクリアに見えます。南十字星が観測できる数少ないエリアとして知られ、星空を目当てに訪れる観光客が跡を絶ちません。
とはいえ、波照間島にはリゾート施設はもちろん、ホテルや路線バス、タクシーなどがありません。そのため、移動にはレンタバイクがおすすめです。波照間島を往復するためのフェリーは波の影響を受けやすく、揺れることもしばしばです。そのため、船酔いするリスクがあることを知っておきましょう。そもそも、フェリーが欠航になることもよくあります。波照間島は、整備されていないビーチや満天の星空、のどかな家並みなどを楽しみたい人にとって最適な島といえそうです。

image

沖縄料理のほかにも!沖縄旅行のおすすめグルメ

旅行の楽しみのひとつに、その土地でしか食べられない料理や食材に出会うことがありますよね。古くから伝わる沖縄料理に加えて、アメリカンフードが楽しめるのが沖縄グルメの特徴です。沖縄料理の代名詞ともなっている食べ物に、沖縄そばがあります。豚の角煮やかまぼこなどをトッピングした中華めんで、あっさりしたやさしい味が魅力です。沖縄県民のソウルフードともいえるでしょう。また、八重山諸島では八重山そばが楽しめます。沖縄そばに似た味わいで、提供するお店によってトッピングなどが異なります。そのほか、ゴーヤチャンプルーやサーターアンダーギー、焼き島らっきょうなども沖縄を象徴する郷土料理です。
一方、沖縄独特の魚介類も見逃せません。沖縄では車エビの養殖が盛んに行われており、とれたてで新鮮な車エビが食べられるレストランがいたるところにあります。また、プチプチした食感が特徴の海ぶどうはグリーンキャビアとも呼ばれ、女性を中心に人気です。市場などでのんびりと、沖縄でしか味わえないめずらしい魚介を探してみるのもおもしろいでしょう。
沖縄といえば本場のアメリカンフードが食べられることでも有名です。特に、那覇市にはステーキ店やハンバーガーショップ、タコス店などが軒を連ねています。沖縄以外のエリアでも食べられるグルメだと思っていると、味やサイズの違いに驚くことも少なくありません。沖縄を訪れたら、食べ比べをしてみるのも一興ですね。

まとめ

沖縄には見どころが多く、短い旅行ではすべてのスポットを回りきれません。とはいえ、一人旅なら自分らしい沖縄旅行の計画が立てられるでしょう。時間があまりとれなくても、本当に行きたいスポットだけを回れそうです。ひとりでのんびりと、大人の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

TOP