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沖縄旅行の注意点や対策をご紹介!楽しく過ごすために

美しい海や、本州とは違う独特の文化が魅力の沖縄。海でのアクティビティや観光、グルメを楽しもうと沖縄旅行を計画する人も多いことでしょう。しかし、沖縄の自然や動植物には、本州と異なるものがいくつもみられます。そのため、何も知らないままで旅行に出かけると、事故やトラブルに巻き込まれたり、ケガや病気をしたりする恐れがあります。そこで、沖縄旅行を楽しいものにできるよう、沖縄の自然や動植物に関する注意点と対策について紹介します。

熱中症や日焼け対策をしよう!

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春頃から強くなる紫外線は、日焼けの原因となります。普段から紫外線対策をしているという人も、沖縄ではよりしっかりとした紫外線対策をしましょう。その理由は、沖縄の日差しがとても強く、紫外線量が東京の1.5倍と非常に多いことにあります。特に、海では周囲に建物などがほとんどなく、紫外線がビーチの砂や海面で反射することから、紫外線を多く浴びてしまいがちです。日焼けは重症化するとヒリヒリと痛みをともなったり、水ぶくれができたりします。日焼け止めをこまめに塗る、ラッシュガードやUV対策が施してある羽織物を使うなどの対策をしましょう。

沖縄で注意したいマナー!

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沖縄で、上半身裸や水着のままコンビニや飲食店に行く観光客がみられます。しかし、沖縄では現地の人であっても、水着のまま飲食店やコンビニなどに出かけることはありません。飲食店やコンビニは、お年寄りや小さな子供など多くの人が使う場所のため、目のやり場に困るなど迷惑をかけることがあります。一時的にビーチから買い物や食事に出かけたい場合は、羽織物を着用するなどしましょう。また、魚など海の生き物にエサをあげてはいけません。お菓子やパンなどをエサとして与える観光客が多くみられますが、これらの食べ物には添加物が多く含まれています。海の生き物にこれらの食べ物を与えると、生態系を崩す原因となるため、絶対にやめましょう。
遊泳禁止やバーベキュー禁止、飲酒禁止など、ビーチによって定められているルールはさまざまです。安全に、周囲の人に迷惑をかけないように過ごすためにも、ルールにはきちんと従いましょう。ゴミをきちんと持ち帰ることも大切なマナーです。お菓子の空き袋や空のペットボトルなど、ゴミのほとんどは自然には還らないため、環境を汚染する原因となります。また、ビーチなどにあるゴミ箱にたくさんの人がゴミを捨てると、ゴミがあふれて不衛生になってしまいますよね。自然や環境をきれいに保つためにも、ゴミは自分で持ち帰って処分しましょう。

海で遊ぶときの注意点と対策は?

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貴重なサンゴ礁が見られる沖縄。サンゴ礁のリーフで、ダイビングやシュノーケリングを楽しむ人も多くみられます。しかし、リーフやその付近は潮の流れが急に速くなるなど、海洋状況が変わりやすいため1人で行動するのは危険です。必ず2人以上で行動するか、ガイドを同伴するようにしましょう。
また、沖縄の海には危険生物も存在しており、主なものには「ハブクラゲ」や「オニヒトデ」、「オニダルマオコゼ」、「ウンバチイソギンチャク」などがいます。まず、ハブクラゲは入り江などの穏やかな場所に生息するクラゲです。触手を伸ばした状態で体長が1.5mほどと大きなことが特徴です。5~10月頃に多くみられ、触手に刺されると激痛がはしり、刺された部分が腫れたり、かゆみをともなったりします。オニヒトデは、サンゴ礁に生息している、30cm~40cmほどの大型のヒトデです。色は灰色や青、オレンジなどさまざまで、日中はサンゴ礁の影などに身を潜めています。刺されるととても痛く、吐き気やマヒといった症状が出ることもあります。
オニダルマオコゼは、浅瀬やリーフなどに生息する、岩に似た色や形をしている魚です。背びれのトゲに、ハブの30倍以上といわれる猛毒を持っています。刺されると下痢やおう吐、呼吸困難といった症状が出ます。ウンバチイソギンチャクは、サンゴ礁や岩に生息している、世界で最も危険なイソギンチャクです。大きさは5cm~20cmほどで、色は茶色や緑、オレンジなどさまざまです。刺されると激痛がはしり、刺された箇所が大きく腫れあがります。処置が遅れると、患部が壊死する恐れもあります。
このように、危険生物にはそれぞれに特徴があるため、覚えておくと安心ですよね。刺されると命に関わることもあるため、生物ごとの応急処置をし、すぐに病院に行きましょう。また、刺されないためにも、ウェットスーツやマリンシューズなどを着用する、知らない生物には近寄ったり触ったりしないようにすることが大切です。

トレッキングを楽しむときの注意点と対策

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沖縄で、トレッキングを楽しむ人も少なくありません。青い空や豊かな緑など、自然の中を歩くとリフレッシュできますが、山には天気が変わりやすい、危険生物が生息しているなどの注意点もあります。そのため、エコツアーなどに参加して、ガイドと一緒にトレッキングを楽しむと安心でしょう。長袖長ズボンなど、トレッキングに適した服装を身に着けることも大切です。
また、山に生息する主な危険生物には、「ハブ」や「スズメバチ」、「アフリカマイマイ」などがいます。まず、沖縄には「ホンハブ」「サキシマハブ」「ヒメハブ」「タイワンハブ」という4種類のハブが生息しています。このうち強い毒を持つのはホンハブとタイワンハブですが、タイワンハブはあまり数が多くありません。最も多く生息しているのはホンハブで、白や黄色地に黒い網目模様がついていることが特徴です。大きさは1m~1.5mのものがほとんどで、夜行性のため、昼間は茂みの中などに潜んでいます。毒が強いため、処置が遅れるとかまれた部分が壊死したり、最悪の場合は命に関わったりすることもあります。
スズメバチも毒を持っている危険生物で、攻撃性が強いため注意が必要です。沖縄には「コガタスズメバチ」や「ヒメスズメバチ」など、多くの種類のスズメバチが生息しています。中には「ツマグロスズメバチ」という沖縄にしか生息していない種類もいます。スズメバチは山や森の中などに生息しており、黒いものや香水などの香りに反応する習性があるため、身に着けるものに注意しましょう。
アフリカマイマイは、殻の高さが20cmに及ぶこともある、世界最大のカタツムリです。「広東住血線虫」という寄生虫を持っていることで、危険生物とされています。広東住血線虫が人の体内に寄生すると、「好酸球性髄膜脳炎」という病気を引き起こす原因となり、発熱や激しい頭痛、けいれんなどの症状があらわれます。見た目の可愛らしさや珍しさから子どもが興味を持ちやすい生物ですが、決して触らないようにしましょう。

まとめ

海や山など、自然が豊かなで開放感にあふれる沖縄。アクティビティをたくさん楽しめることが魅力ですよね。しかし、自然の中には危険生物も潜んでいるため、十分に注意しましょう。また、ゴミはきちんと持ち帰るなど、マナーを守ることも大切です。ここで紹介した注意点やマナーを知っておくことで、事故やケガ、トラブルなどを回避できるでしょう。沖縄旅行をより安心に、快適に楽しむためにも、これらの注意点やマナーを守って過ごせるといいですよね。

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